こんばんわ。
アンソニーロビンズ直伝モチベーターの内藤です。
交渉術の本は、沢山出ていますが、
面白いタイトルだったので早速読んでみました。
ヤクザに学ぶ交渉術 9つのポイント
1.交渉の極意は気合である。
アンソニー・ロビンズも交渉において、ステートが高い方が影響力を持つと言っています。
ステートとは状態。日本的にいうとまさに気合いですね。
2.どのような交渉ごとにおいても全身を「肝」にせよ。
3.どんなことがあっても顔色を変えて腹を読まれてはならない。
4.2対8という状況でも2がある限りひっくり返る。
著者の若い衆がよその組の人ともめ、相手を殺めてしまったことがあった時の話。
けんかの原因は些細なことで、どちらが悪いともいえなかった。
これはどうしても殺した側のほうが0対10とは言わないまでも、かなりの比率で分が悪いのは明らかだったという。
ところが、この組長、掛け合いの席ではわびるより何より、
「うちの若い衆を長い懲役に行かせなきゃならないような
まねをさらしくさって・・・・・・・いったいこの始末はどう付けてくれんのや!?」
とせまったという。
8対2もしくは9対1ぐらいの有利な立場で臨んでいるはずなのに、まるで逆の相手の態度に、
「あれっ、こっちがわるかったんだっけ?」と思わずぽかんとしたとの事。
かくて両者の抗争は妨げたわけである。
5.最悪の事態を想定して腹を据えれば突破口は開ける。
一番大事なことは、
場合によっては抗争(訴訟)もやむをえないな、と最悪の事態を想定していくということ。
といっても、初めから喧嘩腰で交渉するわけではなく、最悪はしょうがないな、と腹を括る事が大事である。
6.右なのか左なのか中途半端な考えのままで掛け合いにいってはいけない。
中途半端だと答えが出ないから引くに引けなくなってしまう。
こっちが不利になるが、やらなくてはいい戦争にならざるを得なくなる。
7.目で話せ。
話術といっても、それは何も口で喋るだけでなく、
「目は口ほどにものを言う」との言葉もあるように、目も立派な話術である。
目だけで多くのことを語りかけ、存在感を大きくするものでもある。
つまり、その人間のかもし出す雰囲気、立ち振る舞いを含めた、トータルで考えたときの話術の上手さ、演出力が重要。
8.理論武装してこそ、交渉上手。
そうした話術の上手さや演出力に加えて、豊富な人脈、交渉を推し進めるに際して、そのテーマとなるものへの専門的な知識を
持ち合わせているということ。
9.「正義は我にあり」の思い込みが最大の武器。
よくやくざが口にする言葉に、「それが筋だろう」「それじゃあ、筋が通らないよ」があげらるが、
この筋こそ彼らにとっての正義なのである。
私たちの交渉の場面でも通用するポイントが多いですよね。
皆さんもこの9つのポイントを生かして交渉マスターに!