手足がないチアリーダー佐野有美

こんばんわ。
世界ＮＯ．1コーチ、アンソニーロビンズのシニアリーダーの内藤です。

これまでこのブログでは、逆境やハンディキャップを抱えながら
人生を生き抜いている方々を紹介してきました。

カリフォルニア州に暮らすマーク・ゴフェニーもその一人です。

両腕がないギタリストマーク・ゴフェニー

彼は、生まれながらにして両腕がないというハンディキャップを乗り越え
プロのミュージシャンとして成功しています。

両腕が無いのに楽器を弾けるのかって思われるかもしれません。
マークは、器用に足の指で『ギター』を弾くのです。

その演奏は世界中に認められており、ミュージシャンとしてだけでなく、
講演家とテレビパーソナリティとして数々の有名人と共演し、
偉大な功績を収めた障害者を称える『キャップ・アワード』という
大きなイベントにゲストとして招待されるなど大勢の観客を魅了しています。

そして、もう1人
愛知県豊川市に住む
佐野　有美（あみ）さん。

有美さんは、生まれつき両腕と右足がない先天性四肢欠損症で生まれました。
数万人に一人発症すると言われる原因不明の難病で自由になるのは、左足の指3本だけだといいます。

ご両親は、娘の行く末を思い悩み、
死んでしまった方が良いのではと口を塞ごうとしたこともあったそうです。

思い悩んだ両親の不安をよそに
有美さんは、明るく、のびのびと育ちました。

左足で器用に使い、おままごとをしたり、
お母さんと日常生活の練習をしました。
「がんばって有美はやればできる子なんだから」
とお母さんから励まされ、出来ることが少しずつ増えて行きました。

そんな有美さんは保育園に通うようになりある現実に直面します。

「なんで手が無いの・・・。怖い」
「おばけだ・・・」
と友達から言われます。

その時、有美さんは他の子供と身体的特徴が違うんだと初めて知ります。
保育園の友達からの怖いものに触れるような視線と心ない言葉を言われ、とてもショックを受けた有美さんを支えたのは
お母さんでした。

そして、その後お母さんが一日中世話をするという条件で
小学校に通うようになります。

お母さんとの文字通り二人三脚で学校生活を過ごしますが、
ある些細なことがきっかけで、自分の気持ちを押し殺すように
なってしまいます。

「今言ったことは、相手を傷つけていないかな、嫌われないかな」と
周りの目を気にするようになり、自分の殻に閉じこもるようになっていきました。
高校生になり、有美さんに再びが転機が訪れます。

部活動見学で見たチアリーディングに衝撃を受けます。
いつしか笑顔を忘れた有美さんが、はつらつと元気に踊る部員の輝く笑顔を見て

『自分が、踊れるか踊れないかではなく、もしチアに入ったら
先輩たちのように笑顔で輝けるんではないか』と思い、入部を決意します。

入部したは、いいものの踊れない現実をあらためて知った有美さん。

時間の管理と全体のバランスチェックという役割を
踊れない自分がやっていいものか・・・。

休みがちになっいてた有美さんを励ましたのが仲間でした。
「どうした？待ってるよ」
「有美が一番見てるから私たち助かっているよ」
その時有美さんは、頼られることに喜びを感じ
『私でも誰かの役に立つことができるんだ』と思いました。

高校を卒業し、
自分の人生が誰かの役に立てることがあるかもしれないと
詩にまとめていきました。

その詩が音楽プロデューサーの目にとまり自分の詩は、自分で歌った方がいいということで
有美さんは、2011年歌手としてデビューしました。

そのあみさんの歌がこちらです。『歩き続けよう』

約10分のドキュメントです。

どんな状況でも歩き続ける有美さんの姿勢に感銘を受けました。

どんな人でも誰かの役に立つことができる。
ただ自分のことをこなすことで精一杯の人生かもしれない。

それでもあなたがいることで誰かのためになる。
どんな人でも。

みつばちは、蜜を求めて花畑を飛び回ります。
みつばち自身も知らないうちに花粉を自分の体に付け
その花粉のついた体で花から花へ飛びまわります。
そのことでおしべとめしべの受粉が行われ新たな花が咲くのです。
いかがでしたでしょうか？。

両腕が無くても、前向きに歩き続ける二人のミュージシャン。

あなたは何を考えたでしょうか？気付いたでしょうか？
感じたでしょうか？

佐野有美さんのアメブロです。
http://ameblo.jp/hk2hs/