ホロコーストを生き抜いた109歳のピアニスト『アリス・ゾマー』

アンソニーロビンズ直伝モチベーターの内藤です。

ナチスホロコーストを生き抜いたピアニストがいます。

最高齢109歳の生存者のアリス・ゾマー(Alice Sommer)です。
 ※追記 2014年2月23日、ロンドンの病院で110歳3ヶ月で亡くなられたようです。

私がアリスを知ったのが、アンソニー・ロビンズのセミナーでアンソニーがアリスの話を取り上げていたからです。

アリス・ゾマーの人生

アリスは、1903年に
チェコのプラハに生まれました。
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ピアニストとして成功していたアリスでしたが、1942年に第二次世界大戦が勃発し、彼女の人生は
180度転換し悲劇が訪れます。

家族全員が、ナチスにより強制収容所に連行され、アリスの父と母は殺されました。

アリスと息子は、彼女のピアニストとしての能力が認められナチスのプロパガンダの映画を作るために
奇跡的に生かされました。

凍えるような暗い部屋で囚人を喜ばせられないなら
即日死刑という死と隣り合わせの日々。

アリスは、仲間のユダヤ人を励ますために、
そして、自らが生き延びるために自らの心の力を頼りに100回以上もピアノを弾き続けました。

アリスは、地獄のような日々をどのように生き
抜いたのでしょうか?

アリスは、地獄のような日々の中で悲惨なことに目を向けず、物事の良いところを見ようとしました。

彼女は、インタビューで次のように言ってます。

『全ては、贈り物。
『これは、全てに感謝するために学んだの』
『不平不満を言っても何も変わらないわ。
『ひどい、ひどいって不平不満を多くの人は言うけど、
実際は、それほどひどいわけじゃない。』
『悪いということは、知っているわ。でも私は、良いところをみるの。』

強制収容所での地獄のような生活にもかかわらず、物事・状況の良いところを探し、小さいことに感謝し、ほとんどの人が
生涯で経験するより多くの喜び、幸せを経験しました。

アリス・ゾマーは、人間の魂がどのようなつらい状況下においても
困難を乗り越えることが出来るという生き証人です。

アリスは、現在109歳の今でもロンドンの小さなアパートで
独り暮らしをしています。

そして、毎日3時間のピアノの練習は、欠かさないそうです。

毎瞬している3つの決断

世界NO.1コーチアンソニーロビンズは
我々は、毎瞬毎瞬三つの事を決断していると言っています。

一つ目は、何に焦点を向けるか?

二つ目は、それは、どういう意味か?

三つ目は、何をするか?どう反応するか?

 

出来亊に意味はありません。

アリスのように悲惨な状況下にあっても何に焦点を向けるかによって、その出来事に対しての意味付けが変わります。
そして、出来事にどのような意味を付けるかによって、感じる感情は変わります。

同じ出来事でも、良いところを探せば、うれしさや楽しさなどポジティブな感情を感じますし、
悪いところ、不満点を探せばイライラ、不安、悲しみなどネガティブな感情を感じます。

我々には、無意識のパターンがあります。

みなさんは、普段、出来亊の何に焦点を向けていますか?
良いところを見ていますか?
それとも不満点や悪いところでしょうか?

人生の豊かさを経験する唯一の道は、感謝の気持ちで生きることだ。アンソニー・ロビンズ

あなたは、今何に感謝していますか?

追記.この記事を書いたときは、ご存命でしたが、2014年2月にアリスは天国へ召されたようです。
ご冥福をお祈りします。